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《新型コロナ》茨城県内、新たに9人感染 店名公表 水戸の飲食店4人目

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茨城県と水戸市は29日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計9人確認されたと発表した。28日までに従業員3人の感染が確認された水戸市内の飲食店では、新たに4人目となる20代接客業女性の感染が判明。市は29日、クラスター(感染者集団)の可能性が高いとして、感染拡大防止の観点から同店を同市泉町3丁目のキャバクラ「CLUB Wayne(クラブ ウェイン)」と公表した。県内の累計感染者は268人となり、緊急事態宣言解除後では100人に達した。 

新たに感染が確認された同店の女性は22日に発熱やせきなどの症状があり、軽症。同店従業員の感染者は、年代非公表の成人男性と20代女性3人の計4人となった。市によると、同店は27日から休業している。市は従業員や来店客について市保健所に連絡するよう呼び掛けている。

市はほかに市内の20代会社員男性が感染したと発表。男性は今月中旬に都内に帰省した際、友人と会食していた。軽症という。

さらに市は28日に感染が確認された特別養護老人ホーム相談員の男性の勤務先を公表した。同施設によると、男性は利用者家族の相談対応や、事務処理などを担当。施設内で利用者を介護する機会はなかったという。市の調査でも濃厚接触者なしと判断された。

また、県が新たに発表した7人のうち6人はこれまでに感染が分かった人の濃厚接触者。残る1人は千葉県内に勤務する取手市の30代会社員男性。全員軽症。

濃厚接触者のうち、ともにひたちなか市居住の20代と30代の会社員男性は、愛知県内で今月開催された会社の研修に参加し、陽性者(徳島県計上)と接触があった。この研修関連の県内陽性者は、既に判明した石岡市とつくばみらい市の男女2人を含め計4人。

古河市の40代無職男性は、18日に感染判明した同市の40代男性と近所の知人。20日のPCR検査は陰性だったが、28日の検査で陽性と分かった。

ともにつくば市居住で会社員の50代男性と30代女性は今月半ば以降、26日に感染判明した常総市の50代男性とそれぞれ接触があった。つくばみらい市の30代男性は東京消防庁足立消防署勤務の消防士で、陽性判明した同僚と職場で接触があった。

■県内感染確認者
268人(前日比+9人)
うち死者 10人
退院・退所等 201人
(県発表、29日午後10時現在)

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