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水戸でクラスター複数か 茨城で新たに新型コロナ14人 警察官や国交省職員も感染

「BAR Hangout(バーハングアウト)」=水戸市市大工町2丁目
「BAR Hangout(バーハングアウト)」=水戸市市大工町2丁目


茨城県と水戸市は31日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計14人確認されたと発表した。つくば警察署の留置管理課に勤務するつくば市の30代男性巡査長と家族3人が感染。水戸市は、既に感染が確認されていた男性4人が市内の同じ飲食店の関係者だったことが判明したとして、クラスターの可能性を考慮し店名を公表した。クラスターが発生した同市泉町3丁目のキャバクラ「CLUB Wayne(クラブウェイン)」関係では、新たに利用客の20代会社員男性1人の感染が確認された。県内の累計感染者は294人となった。

男性巡査長の家族で感染が分かったのは、妻の20代無職女性、子で未就学の女児と男児。妻と子の3人は7月中旬、都内にある妻の実家に帰省し、実家で感染者と接触していた。

市が新たに公表したのは、同市大工町2丁目の「BAR Hangout(バーハングアウト)」。利用客に連絡するよう呼び掛けている。4人は30代店長と20代従業員2人、同店に客を紹介していた30代無職男性。店長ら従業員は感染者に対する中傷などを恐れ、「無職」と申告していたという。店は7月27日まで営業していた。4人は同月19日、10人ほどで市外でバーベキューをしていた。

ほかに無職男性の接触者で、ともに水戸市の30代自営業男性と20代無職女性の2人。2人の感染は同店とは関係ないが、バーベキューと同店に絡む感染者は計7人になった。

古河市の3人は、28日に感染判明した同市の40代男性の妻の30代無職女性と、同市立小学校に通う子の10代と10歳未満の男児。同校は31日と8月3日を臨時休校とした。濃厚接触者の児童と教諭計73人はPCR検査で全員陰性だった。

筑西保健所管内の50代無職女性は、19日に陽性が分かった同管内の70代男性の同居家族。笠間市の70代自営業女性は中等症。ほかに結城市の40代会社員男性、水戸市の20代国交省常陸河川国道事務所職員男性。

県によると、新型コロナ感染者7人が31日までに回復。県内の退院・退所などは213人となった。

■県内感染確認者
294人(前日比+14人)
うち死者 10人
退院・退所等 213人
(県発表、31日午後10時現在)

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