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坂東市、段ボール2社と災害協定 ベッドや間仕切り確保

協定書を掲げるレンゴーの村井寛二利根川事業所長、木村敏文坂東市長、阪東容器の鈴木茂社長(左から)=坂東市役所
協定書を掲げるレンゴーの村井寛二利根川事業所長、木村敏文坂東市長、阪東容器の鈴木茂社長(左から)=坂東市役所


災害発生時の避難所のプライバシー確保や新型コロナウイルス感染症対策などを目的に、坂東市は7月30日、段ボール製造業のレンゴー利根川事業所(坂東市岩井)、阪東容器(千葉県野田市)と「災害時における物資の供給に関する協定」をそれぞれ締結した。災害が発生した際、両社は市の要請に基づき、段ボール製簡易ベッドや間仕切りなどを坂東市に優先的に提供する。

締結式は同市役所(同市岩井)で行われ、木村敏文市長、レンゴーの村井寛二事業所長、阪東容器の鈴木茂社長が協定書にサインした。段ボール製のベッドや間仕切りは耐久性が高く、組み立ても簡単。ウイルスの飛沫防止やプライバシーの確保など、避難所での生活環境改善に役立つと期待されている。

村井事業所長は「弊社は日本で初めて段ボールを作った企業で、万が一、利根川事業所が天災に見舞われても、ほかの事業所でフォローできるので全力で地域貢献したい」とあいさつ。坂東市内に工場を構える鈴木社長も「この地で50年以上営業をさせていただいている。災害時には、いち早く対応し、市民のお役に立ちたい」と力を込めた。

木村市長は「近年は毎年のように災害が多発している。飛沫は、床付近に残りやすく、避難所で床の上に雑魚寝をするのは避けたい。簡易ベッドや間仕切りがあることは市民の安心安全につながる」と話した。

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