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《新型コロナ》那珂のカラオケでクラスター 茨城、12人感染

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)


茨城県と水戸市は8日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに12人確認されたと発表した。このうち、3人は那珂市の「カラオケはる」の経営者と利用客で、同店について県は「クラスター(感染者集団)が発生したといえる」と説明した。県内の累計感染者は380人となった。

同店関連の3人は、同店を経営する常陸大宮市の60代女性と、7月下旬に客として訪れた那珂市の70代無職男性、日立市の70代自営業男性。いずれも7日にPCR検査や抗原検査で陽性が判明した。

県によると、同店には栃木県内で感染判明した歌手が来店した7月18日以降、同31日までの期間に50人以上が客として利用していたといい、調査を続けている。経営者や歌手を含め、同店利用の感染者は計8人となった。ただ、新たに感染が確認された城里町の40代自営業男性は、6日に感染判明した同店利用客の同町70代女性の家族で、この女性に接触のあった親族の同町80代無職女性も感染が判明し、さらなる感染の広がりが見られる。

同町の70代自営業男性は、6日に感染判明した同町の60代女性の夫。これまでに経営者と利用客の感染が分かっている同町の「酒肴みむら」近くの居酒屋を利用していたという。

ほかに、古河市の未就学男児▽東海村の70代会社員男性▽常陸大宮市の50代団体職員女性▽つくば市の30代無職女性▽常総市の20代自営業男性▽水戸市の未就学女児。

また、水戸市はこの日、店名を公表した同市白梅1丁目の「居酒屋ごじゃっぺ」に関連し、期間中に入店していた市職員10人の陰性を確認したことを明らかにした。同店に関する相談は同日までに30件。このうち市職員のほか客2人の陰性が確認されている。

県と水戸市によると、新型コロナ感染者のうち計26人が8日までに回復。県内の退院退所などは計268人となった。

■県内感染確認者
380人(前日比+12人)
うち死者 10人
退院・退所等 268人
(県発表、8日午後10時現在)



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