次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

《新型コロナ》常総で職場クラスターか 茨城、10人感染

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)


茨城県と水戸市は12日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計10人確認されたと発表した。常総市の20〜50代の男女6人は、7日に感染が分かった同市の20代男性が代表を務める会社の社員。職場内での感染とみられ、感染者数はクラスター(感染者集団)相当の7人となった。県内の累計感染者は416人。

県によると、常総市の6人の内訳は、30代男性4人と、50代女性と20代男性。7日以降、それぞれせきや発熱、頭痛などを訴え11日に陽性と分かった。全員軽症。代表の20代男性を含め全員同じ職場だった。

那珂市の70代アルバイト男性は、クラスターが発生した同市の「カラオケはる」利用客で10日に陽性が分かった80代女性の夫。肺炎の所見があり中等症。

都内の会社に勤める利根町の70代男性は、7月下旬に沖縄県に出張。その後同行者の中から陽性者が出たため検査を受け判明した。

つくばみらい市の70代無職女性は、11日に呼吸困難のため救急搬送され、入院前検査で感染が分かった。酸素吸入が必要な中等症。

水戸市の70代無職女性は、軽症。

入院患者2人と医師1人の感染が確認された水戸済生会総合病院(同市)は、12日までに医師や看護師、患者など計154人の陰性を確認。範囲を広げ、引き続きPCR検査を行う。同日から救急外来を再開し、13日にはドクターヘリの運航も再開する。消化器内科の外来は引き続き休止し、面会停止は当面継続する。

県と市によると、新型コロナ感染者のうち計31人が12日までに回復。県内の退院・退所などは計307人。

■県内感染確認者
416人(前日比+10人)
うち死者 10人
退院・退所等 307人
(県発表、12日午後10時現在)

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース