県民の善意、850万円贈呈 茨城新聞と文化福祉事業団 県と県共同募金会に 新型コロナ地域応援募金


茨城新聞社(沼田安広社長)と茨城新聞文化福祉事業団(理事長・小田部卓茨城新聞社会長)は20日、新型コロナウイルス感染症の治療に従事する医療関係者らを支援するため「コロナに負けるな 地域応援募金」として7月末までに受け付けた善意金のうち850万円を、県と県共同募金会に贈呈した。沼田社長が大井川和彦知事と岩上堯会長をそれぞれ訪ね、目録を手渡した。
茨城新聞社と同事業団の呼び掛けで寄せられた善意金は909万2914円。このうち500万円を県の「新型コロナウイルス感染症対策医療従事者応援金」に、350万円を県共同募金会の「赤い羽根 新型コロナウイルス 子どもと家庭支援募金」にそれぞれ贈呈。コロナ禍で大きな影響を受けた人たちの支援に役立ててもらう。
多くの県民の善意を受け、大井川知事は「第2波の真っただ中でいろいろと必要になるので、大変助かる。医師の方たちも喜ぶと思う」、岩上会長は「ひとり親世帯をはじめ、コロナ禍で生活が困窮した方々に支援団体などへの助成を通じて役立てたい」と謝辞を述べた。
「コロナに負けるな 地域応援募金」は5月7日に開設し、7月末まで受け付けた。今後は、通常の「愛の募金」の中でも受け付け、第2次配分を行う予定。