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筑西市、感染症予防に重点 避難所開設・運営訓練

避難所開設・運営訓練で、段ボールのパーティションと簡易ベッドの組み立てを行う筑西市職員ら=同市立下館南中学校
避難所開設・運営訓練で、段ボールのパーティションと簡易ベッドの組み立てを行う筑西市職員ら=同市立下館南中学校


大規模水害などを想定した避難所開設・運営訓練が24日、筑西市二木成の市立下館南中の体育館で開かれた。市職員ら約20人が参加し、避難所設備の知識や役割分担の確認など従来の訓練の基本だけでなく、特に発熱者の誘導やパーティション設置など新型コロナウイルス感染症予防策に重点を置いた練習が行われた。

市は、各避難所に責任者の「避難所リーダー」のほか、保健師1人を含む市役所の職員を各部横断的に約10人ずつ配置する。

訓練では、フェースガードやマスク、ガウンを着用した上、避難者をそれぞれ検温し、体温37・5度超の発熱者を別の建物へ誘導する練習が行われた。さらに屋内で避難者に提供される段ボール製のパーティションや簡易ベッドの作成方法、ワンタッチパーティションやテントの使い方などを再確認した。

発熱者への対処では、他の避難者に不安を与えないようにする点や、情報管理で人権に配慮すべき点なども、職員に強く求められた。市教委学務課係長で避難所リーダーの市村治さん(44)は「避難者が実際に来ると避難所の雰囲気も変わる。こうした訓練は大切。万が一に備えたい」と意欲を示した。

同日に下館北中と関城西小、25日には下館中、明野中、協和の杜体育館でも同様の訓練が実施された。26日には下館西中、関城中、川島小でも行われた。

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