次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

新型コロナ収束願い1万1000羽 鹿島神宮駅に折り鶴

利用客から寄せられた折り鶴で作った千羽鶴を飾る駅職員=鹿嶋市宮下
利用客から寄せられた折り鶴で作った千羽鶴を飾る駅職員=鹿嶋市宮下


新型コロナウイルスの収束を願う千羽鶴が、鹿嶋市宮下の鹿島神宮駅(越川浩三郎駅長)改札周辺を彩っている。折り鶴は同駅の利用者が手掛け、駅職員が千羽鶴にまとめた。利用者から寄せられた折り鶴は約1万1000羽に上り、越川駅長は「職員一同、感動している」と感謝をにじませた。

千羽鶴の製作は、利用者を元気づける構内の展示品を作ろうと、5月上旬にスタート。当初は、駅や市観光協会の職員が仕事の合間に作成していたが、列車を待つ利用者にも協力してもらおうと、改札付近に折り紙と折り鶴の回収箱を設置した。

設置後、予想を上回る数の折り鶴が集まり、同企画を発案した林和弘助役は「こんなに集まるとは思わなかった」と驚きを隠さない。製作に協力する利用者の中には、自宅で作った折り鶴を職員に手渡す人もいたという。林助役は「お客さまとの一体感が生まれた。会話の機会が持て、意見を聞けることも増えた」と笑顔で語る。

同駅は、折り鶴の回収を31日までとしているが、再び県内の感染者が増加していることから、期間延長を検討しているという。展示は12月末まで。展示期間を終えた千羽鶴は、鹿島神宮へ奉納する。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース