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新型コロナ対策確認 大子町職員が避難所運営訓練

防護服の脱着訓練を行う参加者=大子町池田の町立中央公民館
防護服の脱着訓練を行う参加者=大子町池田の町立中央公民館


大子町で8月31日、町職員を対象に、新型コロナウイルス感染症対策を想定した避難所の運営訓練が行われた。各職場で選任された避難所運営員、新型コロナウイルス対策の消毒など行う防疫班員の計45人が午前と午後に分かれて参加。避難所開設時に同感染症が疑われる体調不良者の対応のほか、間仕切り設置や防護服の脱着訓練などを行った。

避難所入り口に設ける受け付けは、割り当てられた職員が2人ずつ応対し、検温や体調聴取で体調不良者がいた場合、自家用車の中や別室で一時待機してもらうことを確認する一方、避難者に配る保温シートは2メートル間隔に敷いてもらうと決めた。

また、職員が避難所に持ち込む非常時用品や防災倉庫の備品について説明を受けたり、間仕切りや段ボールベッドの組み立てを実際に試した。

参加者からは、検温での高熱とする目安について質問が出たほか、避難所となる各施設で体調不良者用の別室をどう確保するのか、といった疑問が挙がった。福祉課の男性職員は「事前に内容が分かったので良かった」と感想を話した。

訓練を統括した椎名信一総務課長は「コロナ感染対策を意識して、避難所でどう動線を確保するか。参加者が気付いたところを改善し、実効性のあるより良いものにしていきたい」と期待した。

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