茨城県石材業協同組合連合会(林清会長)は、10月31日〜11月3日に笠間市の笠間芸術の森公園で開催予定だった、本県産石材の祭典「いばらきストーンフェスティバル2020」の中止を決めた。連合会を構成する真壁石材協同組合と羽黒石材商工業協同組合、稲田石材商工業協同組合の各3理事長が8月31日に協議し決定した。新型コロナウイルス感染症の拡大が背景にある。

同フェスは、笠間、桜川両市で産出される御影石の品質の良さや高度な加工技術などを広く発信するイベント。例年、石材業約30社が参加。会場では各社自慢の石彫り作品が展示販売されるほか、石彫りの実演や体験教室などが開かれている。本年度で23回目を迎えるはずだった。

連合会事務局を務める、真壁石材協同組合の石堀純事務局長(68)は「新型コロナの流行も収束が見えず、中止を決断した。流行が収まれば、来年はぜひ開催したい」と話した。