新型コロナ 茨城は2日間で5人、医療センター看護師ら感染 80代男性死亡

茨城県は14日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに2人確認されたと発表した。ともに、クラスター(感染者集団)が発生した可能性が高い東京医科大茨城医療センター(阿見町)に勤務する看護師や入院患者の家族。13日にも、同センターに勤務する看護師2人と入院患者1人の計3人の感染が確認されており、県内の累計感染者は614人となった。また水戸市は14日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた80代男性が13日に死亡したと発表した。県内の死者は16人目。
阿見町の男児は、11日に感染が判明した40代男性看護師の同居家族。今後、男児が通う小学校や放課後児童クラブの児童ら約60人に対し検査を実施していく。
稲敷市の60代無職女性は、11日に感染が分かった入院患者の90代女性の家族。県によると、8月下旬からほぼ毎日、介護のため同センターを訪れており、「院内で感染した可能性は否定できない」という。
13日に感染が発表された阿見町と龍ケ崎市の20代女性看護師2人は、感染者が相次いでいる東館4階病棟の担当。入院患者の稲敷市の90代男性は、7月中旬から別の疾患のため同病棟に入院していたが、8日に県内の別の医療機関に転院していた。同センター関連の感染者は14人となった。
県と水戸市によると、新型コロナ感染者6人が14日までに回復。県内の退院・退所などは530人となった。
■県内感染確認者
614人(12日比+5人)
うち死者 16人
退院・退所等 530人
(県発表、14日午後10時現在)