◇第73回秋季関東高校野球茨城県大会1回戦(竜ケ崎一4-5日立北、21日・笠間市民球場)

九回裏の土壇場で同点に追い付いた日立北が延長十三回タイブレークの末、竜ケ崎一にサヨナラ勝ちした。エースの斎藤秀翔(2年)は13回176球を投げ14奪三振と力投。尻上がりに調子を上げ、四回以降は無失点に抑えた。

味方の失策も絡んだ三回の4失点を引きずらなかった。「ファーストストライクを取る直球が狙われていた」と気付き、修正した。以降は変化球を織り交ぜ、的を絞らせなかった。

十三回のタイブレークでも「やることは変わらない」と揺らがず、1死二、三塁から後続を三ゴロ、三振と仕留め、攻撃に勢いをもたらした。「三振を狙っていた。やってやった」と静かに喜びをかみしめ、8強進出を目標に掲げた。

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