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メダカを放流しコロナ終息祈願 桜川・薬王院

境内の弁天池にメダカを放流する薬王院住職の竹林史典さんと副住職の竹林俊充さん(左から)=桜川市真壁町椎尾
境内の弁天池にメダカを放流する薬王院住職の竹林史典さんと副住職の竹林俊充さん(左から)=桜川市真壁町椎尾


桜川市真壁町椎尾の椎尾山薬王院境内の弁天池で8日、奉納されたメダカ約6千匹の放生会(放流)が行われた。竹林史典住職(61)と竹林俊充副住職(33)が阿弥陀(あみだ)堂で法要を済ませた後、弁天池でお経を唱えながら手おけに入れられたメダカを次々に放流した。

放生会は生き物を尊び、無病息災を祈願した行事。参列者は一刻も早い新型コロナウイルス感染症拡大の終息に願いを込めた。

メダカは紅華錦(べにかにしき)という品種で、筑西市辻、自営業、鈴木健二さん(57)が約15年前から趣味で飼育し増やしたもの。昨年から複数回同寺に寄贈を続け、境内の池に放流されたメダカは計約6万匹に上る。6月には俊充副住職と協力し、弁天池とは別にメダカ専用の池(約16平方メートル)も掘削。今回、池整備の終了に合わせ、放生会を開いた。

「コロナの与えた打撃は大きく、早い終息を願っている。参拝者がメダカを見て心を癒やすことができれば」と鈴木さん。史典住職は「命の尊さをあらためて考えるとともに、参拝の方がメダカの泳ぐ姿を楽しんでいただければ」と話した。



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