助川山の地層、岩石学ぶ 40人、ジオハイキング 日立
県北ジオパーク推進協議会・ジオネット常陸太田は14日、日立市の助川山市民の森で、土地の歴史に触れるジオハイキングを開いた。ジオネット会員を含む約40人が参加し、助川山や地域全体の土地の歴史、岩石の特徴などについて見て学んだ。
助川山は標高328メートルで、3億〜5億年前の地層が残り、粘板岩や石灰岩がよく見られる。公園として整備され、12コースのネイチャートレール(自然遊歩道)が楽しめる。
参加者は同市成沢町の青葉台入り口から山に入り、山頂を経由し約6キロを踏破。道中、ジオネットの会員が、助川山の粘板岩は古くから「助川砥石(といし)」として採掘されていたことや、古生代の海中に生息した「ウミユリ」の化石が石灰岩の中に見られることなどを説明した。
ジオネット常陸太田の石川昇一代表は「この山は元々、青いサンゴ礁の海だった。海の底が隆起して今の阿武隈山地になった」と説明。「遠くへ行かなくても地元にこんなに魅力的なところがあると知ってもらいたい」と語った。
那珂市額田、無職、萩谷利幸さん(71)は「地層に関心があって、10回ほどジオハイキングに参加している。説明が毎回興味深い」と話した。友人2人と参加したひたちなか市高野、パート、野沢葉子さん(48)は「ただ歩いたのでは何も分からなかったけど、説明してもらえたので地層や石を見ながら歩けた」と笑顔を見せた。
助川山は標高328メートルで、3億〜5億年前の地層が残り、粘板岩や石灰岩がよく見られる。公園として整備され、12コースのネイチャートレール(自然遊歩道)が楽しめる。
参加者は同市成沢町の青葉台入り口から山に入り、山頂を経由し約6キロを踏破。道中、ジオネットの会員が、助川山の粘板岩は古くから「助川砥石(といし)」として採掘されていたことや、古生代の海中に生息した「ウミユリ」の化石が石灰岩の中に見られることなどを説明した。
ジオネット常陸太田の石川昇一代表は「この山は元々、青いサンゴ礁の海だった。海の底が隆起して今の阿武隈山地になった」と説明。「遠くへ行かなくても地元にこんなに魅力的なところがあると知ってもらいたい」と語った。
那珂市額田、無職、萩谷利幸さん(71)は「地層に関心があって、10回ほどジオハイキングに参加している。説明が毎回興味深い」と話した。友人2人と参加したひたちなか市高野、パート、野沢葉子さん(48)は「ただ歩いたのでは何も分からなかったけど、説明してもらえたので地層や石を見ながら歩けた」と笑顔を見せた。