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つくば市長選告示 現職に2新人挑む 市議選に41人

富島純一氏、五十嵐立青氏、酒井泉氏(左から届け出順)
富島純一氏、五十嵐立青氏、酒井泉氏(左から届け出順)


任期満了に伴うつくば市長選と市議選(定数28)が18日、告示された。市長選にはいずれも無所属で、新人で自動車販売会社社長の富島純一氏(37)、現職の五十嵐立青氏(42)、新人で元大学教授の酒井泉氏(71)の3人が届け出て、選挙戦に入った。

富島氏は午後1時から、同市小野崎のホテル駐車場で出陣式。高橋勝則県議や同市前副市長の岡田久司氏、同市議などの支持者が集まった。

富島氏は「皆さんの思いや意見を聞いて答えを導き出し、新しいつくばをつくりたい」と語った。市への科学万博(国際科学技術博覧会)誘致を掲げ「先輩たちから『つくばが発展したのは科学万博があったからだ』と聞かされてきた。もう一度開催し、未来に向けて夢ある明るいまちに発展させたい」と力を込めた。

五十嵐氏は午後4時ごろ、同市上横場の後援会事務所前で第一声。青山大人衆院議員、郡司彰参院議員ら国会議員や、鈴木将、山中たい子両県議、同市議、周辺首長をはじめとした支援者が駆け付けた。

五十嵐氏は「これまで市民第一の市政に転換する取り組みに力を注いできた。4年間でつくった流れを加速させていかなければならない」と強調。周辺市街地のさらなる振興や、活用法が決まっていない総合運動公園未利用地の完全解決を主張した。

酒井氏は午前10時ごろ、同市筑穂のスーパー駐車場で第一声を上げ、市役所改革や地域分権の推進といった公約を買い物客らに訴えた。

酒井氏は、総合運動公園未利用地の購入額が約66億円だったことについて「このような財政負担を放っておけば、いずれ教育や福祉に影響が出る」と指摘。国や都市再生機構(UR)と徹底的に交渉し、未利用地を本来の使途である研究施設用地に戻すとともに「66億円を取り戻す」と声を張り上げた。

市議選には41人が立候補を届け出た。内訳は現職23、新人17、元職1。党派別は自民11、公明3、共産3、諸派6、無所属18。

両選挙とも投票は25日午前7時から午後7時まで市内75カ所で行われ、同8時15分から同市流星台の桜総合体育館で即日開票される。有権者数は18万7565人(17日現在)。

【つくば市長選立候補者(届け出順)】
■富島純一(とみしまじゅんいち) 37 自動車販売会社社長 無新
【略歴】オートチャンプ社長。元つくば中央倫理法人会会長。土浦市立都和中卒。竹園。
【公約】(1)「つくばスタジアム(仮称)」の整備(2)市立高校の設置(3)現在の6地区へ「学園地区」と「TX沿線地区」を追加して8地区に
https://tomijun.jp

■五十嵐立青(いがらしたつお) 42 市長 無現
【略歴】つくば観光コンベンション協会会長。元市議2期。当1。筑波大大学院修了。梅園。
【公約】(1)活気ある地域づくり(2)徹底した行政改革(3)安心の子育て環境整備
www.igarashitatsuo.com

■酒井泉(さかいいずみ) 71 元大学教授 無新
【略歴】元福井大教授、高エネルギー加速器研究機構客員教授。東北大卒。上境。
【公約】(1)総合運動公園問題の解決(2)管理職を削減するなどの市役所改革(3)地域分権の推進



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