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投票率向上へ「選挙割」 つくば市長選・市議選25日投開票 筑波大生ら企画「90%を目指したい」

選挙割の活動を進める金龍泰さん(左から2人目)らプロジェクトのメンバー=つくば市学園の森
選挙割の活動を進める金龍泰さん(左から2人目)らプロジェクトのメンバー=つくば市学園の森


25日投開票のつくば市長選・市議選の投票率アップを狙いに、投票に行くと市内の協力店舗で商品の割引などのサービスが受けられるプロジェクト「選挙割」が展開されている。NPO法人「ドットジェイピー」つくば支部に所属する大学生らが企画した。プロジェクトリーダーで筑波大3年の金(きむ)龍泰(よんて)さん(22)は「投票率90%を目指したい」と力を込める。

同NPOは、若年投票率の向上を目的に全国で活動。金さんもその一員で、活動の一環として、議員事務所でのインターンシップや議会傍聴を経験してきた中で、「もっと若い世代の意見を政治に反映できないか」と考えるようになったという。そこで今回、プロジェクトを立ち上げた。

「選挙割」は投票後にもらえる投票済証明書や、投票所の看板と本人が一緒に入った写真などを店舗で見せると、サービスが受けられる仕組み。市内の飲食店やマッサージ店、カラオケ店など42店舗(21日現在)が協力する。選挙をきっかけに地域の店に足を運んでもらうことも狙いだ。

学園の森のパン店「ブーランジェリー アン アミー」も協力店舗の一つ。店主の須川泰行さん(63)は「自分たちで行動を起こし、選挙を盛り上げていこうとする姿に感銘を受けた」と参加の動機を明かす。同店では、全商品5%引きが受けられる。

前回の投票率は市長選・市議選ともに53.31%だった。金さんは「選挙割を通して若い人につくばを考えることに興味を持ってほしい」と投票を呼び掛けている。

協力店舗はホームページ(https://tsukubasenkyowari.wixsite.com/mysite)に掲載されている。

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