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《連載:さらなる飛躍へ 守谷市長選を前に》(下) 子育て・教育

タブレット端末を使って行われた理科の授業。児童が作成したフローチャートは大型電子黒板に映し出されクラスで共有される=守谷市立守谷小
タブレット端末を使って行われた理科の授業。児童が作成したフローチャートは大型電子黒板に映し出されクラスで共有される=守谷市立守谷小


子どもたちの考えたフローチャートが教室内の大型電子黒板に一覧となって映し出される。教師は、よくまとまった一つの図を拡大させ、それを作成した児童が電子黒板の前で図を示しながら自分の考えを発表した。これは守谷市立守谷小学校での6年理科の授業の一こま。

つくばエクスプレス守谷駅周辺を中心に子育て世帯が増加している同市では、子どもたちが将来社会に対応できる確かな学力と豊かな心身を育む教育に力を入れている。特にICT(情報通信技術)を活用した教育は先進的な取り組みが行われている。

同市は2014年度に幼保小中一貫教育をスタートさせた。翌15年度に市内計13小中学校(9小学校、4中学校)全ての教室にビッグパッドと呼ばれる70インチの大型電子黒板を導入、児童生徒にはタブレット端末が貸与されている。

19年度には、教育現場でICTを活用する「エドテック」(Education=教育=とTechnology=技術=を組み合わせた造語)の“守谷型”として、市独自の教育改革プラン「MORI・TECH(モリテック)」を策定し、ICT活用とプログラミング教育が進められている。市内の各学校では、児童生徒がタブレット端末を活用して学習する姿はすでに日常の風景だ。

守谷小の奈幡正校長は「私たち大人が思うより、子どもたちに機器への抵抗はない。驚くほど使いこなす」とした上で、ICT利用の利点について「教師が子どもたちの学習の進捗(しんちょく)状況をリアルタイムで把握でき、学習の共有や平準化がしやすい。苦手部分の解消などにも大きな効果を発揮している」と話す。

市ではICT機器の充実だけでなく、各校に専門知識を持ったICT支援員を配置し、教員に機器活用のアドバイスするなど支援。教員も定期的に研修に参加するなどしてスキルの向上に努めている。保護者の理解もあり、同市教委が行った保護者対象のアンケートでは、8割超が学校でのICT活用に賛成との結果が出ているという。

年少人口の割合が高い同市。住環境や交通利便性だけでなく、子どもたちの将来を見据え、子育てや教育環境をどう整え、生かしていけるか。市のさらなる飛躍の鍵といえる。



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