新型コロナ感染防止「茨城県民一丸で」 四師会がメッセージ 密回避、マスク励行

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、茨城県医師会と歯科医師会、薬剤師会、看護協会の「四師会」は20日、県民に感染防止策の徹底を呼び掛ける共同メッセージを出した。インフルエンザとの同時流行も懸念されることから、県医師会の鈴木邦彦会長は「医療者と県民が一丸となって今冬を乗り切りたい」と語った。
共同メッセージの発出は、感染拡大の防止に向けて日常生活での注意点をあらためて知ってもらおうと企画した。
主な内容は、(1)三密を避け、手洗いやマスク着用を励行(2)発熱で受診時は必ず電話をしてから(3)過度な受診控えをせず、かかりつけ医に相談を(4)誹謗(ひぼう)中傷は絶対やめる(5)気持ちがつらいときは助けを求める-の5項目。
同日は4団体のトップ4人が水戸市内でそろって会見。県歯科医師会の森永和男会長は「感染を予防するには口腔(こうくう)ケアが非常に重要」と主張し、県薬剤師会の横濱明会長は「薬局、薬剤師は住民の身近なよき相談役。気軽に相談を」と訴えた。
県看護協会の白川洋子会長は「感染者を増やさないことが医療者への一番のエールになる」と述べた。