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古河市長に針谷氏 元職退け再選 投票率最低45・99%

古河市長選で再選を果たし万歳する針谷力氏(中央)=29日午後9時3分、古河市西牛谷
古河市長選で再選を果たし万歳する針谷力氏(中央)=29日午後9時3分、古河市西牛谷


任期満了に伴う古河市長選は29日、市内57カ所で投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の針谷力氏(59)=自民、公明推薦=が、無所属で元市長のスーパー運営会社顧問、菅谷憲一郎氏(68)を退けて再選を果たした。当日有権者数は11万7624人。投票率は過去最低の45・99%(前回は47・42%)だった。

針谷氏は医師会や医療機関と連携した検査・医療体制の充実などで、新型コロナウイルス対策を図ったと強調。雇用創出と少子高齢化時代の財源確保に向け、県と連携した新たな工業団地造成計画を明らかにして、市政の継続を訴えた。

一方、市民一人につき現金1万円を支給するなどとした菅谷氏の公約を「古河市を壊す」と激しく非難。自民党県連や公明党県本部の県議や国会議員、多数の市議らから支援を受けて組織的な街宣活動を展開し、返り咲きを目指した菅谷氏を振り切った。

菅谷氏はJR宇都宮線の新駅「南古河駅」(仮称)の新設など、3市町合併時の新市建設計画を重視する針谷氏を批判。2人以上の各世帯に計5万円分の生活応援券の支給などを掲げたが、及ばなかった。

当選確実となり午後9時ごろ、針谷氏が同市西牛谷の選挙事務所に姿を見せると、支持者の歓声に包まれた。針谷氏は「今回の選挙戦は市民の良心が試された。市民を信じて良かった。皆さまの期待に応えるため精いっぱい頑張る」と述べ2期目に意欲を示した。


【針谷力(はりや・ちから)氏の略歴】茨城西南地方広域市町村圏事務組合管理者。当選2回。元市議当選3回、旧古河市議当選3回。独協大卒。松並

【古河市長選開票結果(選管最終)】
当33,697 針谷力 59 無現
-19,798 菅谷憲一郎 68 無元



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