茨城の高校eスポーツ選手権 常陸大宮チーム優勝 水戸
茨城県内高校生がチームを組んで対戦型コンピューターゲームで競う「第1回AREA310高校eスポーツ選手権」(茨城新聞社主催)の準決勝・決勝が12日、水戸市三の丸のソフトウェア開発会社、アプリシエイト内の特設会場で行われた。オンライン予選を勝ち抜いた4チームが白熱した戦いを繰り広げ、優勝に常陸大宮高校eスポーツ(同高)が輝いた。
大会はeスポーツを楽しむ高校生に新たな目標となる活躍の場を設け、新しい文化・まちづくりにつなげることなどを目的に開催。競技ゲームはジャンプやロケット飛行ができる特殊な車を操作し、3人対3人でサッカーする「ロケットリーグ」で実施した。準決勝からは5分の試合で先に3勝したチームが勝ちとした。
同日は3校4チームによる準決勝を経て、常陸大宮高校eスポーツと、チームMORIYA(鹿島学園高通信制)が決勝進出。両者は競り合い、最終5試合目に突入した。常陸大宮高は声を掛け合いながら序盤から勢いを付け4点を先制。MORIYAも粘り強く戦ったが、常陸大宮高が終盤押し切って優勝した。
試合後、同チームの鈴木翔大さん(16)、駒田心恵さん(16)、諸田剛志さん(16)に、茨城新聞社の沼田安広社長からトロフィーが手渡された。沼田社長は参加チームの健闘をたたえ、「茨城のeスポーツを皆さんで盛り上げてほしい」と呼び掛けた。
同高eスポーツ部の部長も務める鈴木さんは「みんなで臨機応変に対応できた。eスポーツはゲームを通して仲間や他の人とコミュニケーションを取れるのが魅力」と語った。