新型コロナ 土浦日大高クラスター 県内13、14日 5人死亡、39人感染

茨城県は13、14両日、新型コロナウイルスに感染して県内の医療機関に入院していた70〜90代の男女計5人が死亡したと発表した。県内の死者は31人となった。県によると、両日は県内で新たに計39人の感染を確認。土浦日大高(土浦市)では、23日開幕の全国高校選手権出場が決まっている男子バスケットボール部の部員やコーチ計15人の感染が判明。県はクラスター(感染者集団)との認識を示した。県内の累計感染者は2012人。
県によると、死者の発表があったのは、13日が90代と70代の男性2人、14日が80代と70代の女性2人と70代男性の計3人。新規感染者の内訳は、13日が14人、14日が25人。
県や同校によると、同部は5、6両日、校内で市立船橋高(千葉県)と試合を実施。同校での感染拡大に伴い、部員32人、教職員2人など関係者39人を検査したところ、男子部員14人、30代男性コーチ1人の感染が判明した。感染者には全国選手権のメンバーや寮生も含まれる。
土浦日大高は14日から臨時休校しており、大会出場については今後検討する方針。
障害者支援施設「暁厚生園」(坂東市)では、13日に入所者6人、14日にパート職員1人の感染が確認され、関連の感染者は71人に拡大。県立中央病院(笠間市)では、自宅待機終了に伴う検査で30代の看護師2人の感染が判明。関連の感染者は患者6人、職員10人の計16人となった。
新型コロナ感染者のうち計78人が13日までに新たに回復。県内の退院・退所などは計1654人。
■県内感染確認者
2012人(12日比+39人)
うち死者 31人
退院・退所等 1654人
(県発表、14日午後10時現在)