茨城県と水戸市は25日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計27人確認されたと発表した。常総市の40代会社員男性のうち一人は、同市内の食品加工工場に勤務しており、同工場での感染者は計15人となった。県内の累計感染者は2253人。

県によると、この工場の感染者15人のうち1人が自宅で開いた食事会に、ほかの陽性者も複数参加していた。県は同工場関連で60人を追加検査する。

県は25日から、新規感染者の発表方式を一部変更し、濃厚接触者について「疑われる感染経路」を経路別に示すこととした。

それによると、同日発表分の感染経路(重複あり)は、「知人・家庭内」が13人で最も多く、次いで「職場内」が4人だった。

また水戸市は同日、同市の20代パート女性と城里町の30代女性(職業非公表)の感染を発表した。20代女性は既に同居の家族5人の感染が判明していた。

新型コロナ感染者のうち29人が24日までに回復。県内の退院・退所などは計1937人となった。

■県内感染確認者
2253人(前日比+27人)
うち死者　35人
退院・退所等　1937人
(県発表、25日午後10時現在)