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新型コロナ 年末年始、診療104カ所 茨城県医師会「十分に対応可能」

年末年始の診療体制を説明する鈴木邦彦県医師会長=水戸市笠原町の同会
年末年始の診療体制を説明する鈴木邦彦県医師会長=水戸市笠原町の同会


年末年始の新型コロナウイルス感染症の診療体制について、茨城県医師会は25日、感染が疑われる発熱患者を診る県内医療機関が延べ104カ所になったと発表した。おおむね市町村に1カ所以上を確保。鈴木邦彦会長は「十分に対応できるだけの数」とした上で、大人数での会食など感染リスクが高まる「五つの場面」を避けるよう改めて警戒を呼び掛けた。

同会によると、104カ所は、これまでも新型コロナの診療や検査を行ってきたかかりつけ医などの「診療・検査医療機関」や、二次救急病院など。29日から来年1月3日までの間、いずれかの日で診察や検査に対応する。

今季は通常より人員を手厚くしたり、年末年始のみ発熱患者に対応したりする医療機関もあり、郡市医師会と調整しながら例年より体制を強化した。

発熱患者は、まず市町村のホームページなどに掲載されている休日夜間診療所や休日当番医に電話し、来院時間を決めて受診する。連絡した医療機関が対応できない場合、別の医療機関を案内してもらうことになる。

鈴木会長は「休日体制のため遠方まで行くことになったり、待ち時間が長くなったりする例はあるかもしれないが、受けられないことはない」と説明。その上で、「県内は新規感染者数が減少に転じた。油断はできない。引き続き、県民の協力が必要」と述べ、感染対策の徹底を呼び掛けた。



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