新型コロナ 茨城知事が常総市と城里町に外出自粛要請 1月5日まで

茨城県の大井川和彦知事は26日、臨時会見で、常総市と城里町の2市町に、住民への不要不急の外出自粛を27日から要請すると発表した。期間は来年1月5日までの10日間。酒類を提供する飲食店などに対する営業時間短縮要請は行わない。大井川知事は「これから年末年始に入り、短期間で感染が拡大する恐れがある」とし、県民に警戒を呼び掛けた。
常総市への外出自粛要請は2度目。人口1万人当たりの新規陽性者数(20〜26日の1週間の合計)が、同市は国指標のステージ4相当の「2.5人以上」、城里町は同3相当の「1.5人以上」をそれぞれ上回った。
原則として1月5日までは、要請対象市町村の追加は行わない方針。飲食店への時短要請については、2市町とも「飲食店における会食が感染経路として浮かび上がっていない」ことなどを理由に実施しないこととした。
大井川知事は「県内(の感染状況)は落ち着きを取り戻しているが、首都圏を中心に近隣県で拡大している」と、県民に対し年末年始の厳重な警戒を要請。感染が拡大している東京都や埼玉、千葉県など13都府県への移動のほか、初詣などの外出時には混雑時間帯を避けるなど感染対策の徹底を求めた。