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年の瀬、おさかな市場に響く掛け声 ひたちなか

年の瀬となり、マスク姿の買い物客らでにぎわう那珂湊の鮮魚店=30日午前、ひたちなか市湊本町、鹿嶋栄寿撮影
年の瀬となり、マスク姿の買い物客らでにぎわう那珂湊の鮮魚店=30日午前、ひたちなか市湊本町、鹿嶋栄寿撮影


年の瀬を迎えた30日、ひたちなか市湊本町の「那珂湊おさかな市場」や隣接する鮮魚店では、新型コロナウイルスの影響で「例年より少ない」(市場関係者)人出となったものの、正月用の食材を買い求めるマスク姿の客でにぎわった。

午前中はあいにくの雨だったが、「いいものがそろってるよ」「早い者勝ち」「安いよ」などと店員の威勢のいい掛け声が響いた。県内外から訪れた客たちは、カニやサケ、カズノコなどを買い求めていた。

このうち、小売店「新屋」の大内一範社長(45)は「新型コロナに翻弄(ほんろう)された一年で、大変だった」と振り返りつつ、「仕入れた全ての商品を、頑張って売り切る」と意気込んだ。

福島市の会社員、半沢明さん(25)は「年末年始は家でゆっくりしながら新鮮な魚を食べ、来年に向けて英気を養いたい」と笑顔で話した。



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