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邪気払う神馬、夜に駆ける 鹿島神宮

鹿島神宮の境内を駆け抜ける神馬=7日午後6時半ごろ、鹿嶋市宮中、吉田雅宏撮影
鹿島神宮の境内を駆け抜ける神馬=7日午後6時半ごろ、鹿嶋市宮中、吉田雅宏撮影


鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で昨夜、新春恒例の「白馬祭(おうめさい)」が執り行われた。太鼓や笏(しゃく)拍子、戸板をたたく音が境内に響く中、白装束を身に着けた引き手に伴われ、神馬(しんめ)6頭が勇壮に拝殿前を駆け巡った。

同神宮によると、白馬祭は年の始めに白馬を見ると1年間の邪気が払われるという信仰にちなむ。「鹿島の神のお目覚めの神事」として、鎌倉時代初頭から続いているという。神馬の踏んだ物を持つと願いがかなうという民間信仰がある。例年、拝観者がハンカチなどを馬に踏ませる姿が見られたが、今回は新型コロナウイルス感染防止のため中止となった。

市内から姉と訪れた30代女性は「初めて見た。迫力があった。新型コロナの感染者が増えているので、家族の健康を祈った」と話した。



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