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華やか春色、ひし餅作り 水戸の菓子店

桃の節句を前に、次々と出来上がるひし餅=16日午前、水戸市堀町の菓匠にいつま
桃の節句を前に、次々と出来上がるひし餅=16日午前、水戸市堀町の菓匠にいつま


3月3日の桃の節句を前に、水戸市堀町の菓子店「菓匠にいつま」では16日、朝からひし餅作りに追われた。色鮮やかな桃、白、緑の3色の餅が、工房に華やかな雰囲気を漂わせた。

桃色は桃の花、白色は雪、緑色は新緑と、3色で春の情景を表現し、ひし形には魔よけの意味が込められているという。同市産のうるち米を粉末にして蒸し、着色して砂糖を混ぜながらついた餅菓子「すあま」を3枚作り、畳1畳ほどの大きさに延ばして重ねる。一晩冷まし、1辺5センチのひし形に切り分けていく。親子3代で黙々と作業を続け、約250個を作り上げた。

新妻則夫社長(52)は「手作りにこだわり、子どもの健やかな成長への願いも込めている。ひな人形と共に飾り、味も楽しんでほしい」と話した。19日から店頭に並ぶ。

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