五輪「金」へ合宿開始 ホッケー女子・日本代表候補、期間中に代表選考
■境で2月19日まで
東京オリンピックへの出場が決まっているホッケー女子日本代表「さくらジャパン」の候補選手45人が25日、境町のホッケー競技場で強化合宿を開始した。昨年春に完成した同施設を使用するのは「さくらジャパン」が初めて。合宿は2月19日までで、期間中に代表選考会を行い、選手を27人に絞っていく。
さくらジャパンは、2004年のアテネ五輪から5大会連続出場。正確な判断力とパス、チームワークを武器に東京五輪での金メダル獲得を狙う。初日となるこの日は、シアン・ジョンパトリックコーチ、鳥山麻衣選手、内藤夏紀選手、錦織えみ選手らが町役場を訪れ、橋本正裕町長や倉持功町議会議長を表敬した。
橋本町長は「まだ、お披露目もしていないホッケー場を日本代表に使ってもらえることは大変ありがたい。1カ月間しっかりサポートしていきたい。境町で食事や観光も楽しんで」とあいさつ。日本ホッケー協会の安西浩哉強化本部長は「当初は五輪会場の大井ホッケー競技場を使って合宿をする予定だったが、境町のご厚意とご支援で強化事業ができることになった。境町の期待に応えられるように日々努力してオリンピックで成果を出したい」と述べた。
境町が整備したホッケー場は、大井ホッケー競技場と同じオリンピック基準で、ドイツから人工芝を輸入した。鳥山選手ら3選手は「東京五輪で感動と勇気を与えたい」「チーム力と個人力を鍛え、金メダルを狙いたい」「新しいことに挑戦し、一日一日を大切に使いたい」とそれぞれ抱負を語った。