笠間市、コロナワクチン集団接種へ 12日、模擬訓練で課題探る

笠間市は8日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関して厚生労働省が公表している情報に基づき、集団接種の受け付けから問診、接種、観察までの一連の流れについて確認するシミュレーションを12日に行うと発表した。
市のワクチン接種プロジェクトチームと市立病院が合同で実施。医師や看護師、保健師と市職員40〜50人が参加し、市民は参加しない。医師らの配置、問診や接種にかかる時間などを調べてワクチン集団接種の課題を洗い出し、本番の接種がスムーズに行えるよう体制の構築を目指す。
会場は同市南友部の地域医療センターかさま。当日は、市職員15人が高齢者や車椅子の障害者などの市民役となり、専門職のスタッフが1人に2分をかけて問診を行う。同病院は「実際どんなところに時間がかかるのかを調べ、本番の接種に生かしたい」と話している。