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ベトナム実習生に米300キロ 那珂のなるみ園、友好協会へ寄贈

日本ベトナム友好協会県連合会の村田みのり事務局長(前列右)にコメを手渡す「なるみ園」の仲田実理事長(同2人目)ら=那珂市飯田
日本ベトナム友好協会県連合会の村田みのり事務局長(前列右)にコメを手渡す「なるみ園」の仲田実理事長(同2人目)ら=那珂市飯田


新型コロナウイルスの影響を受けるベトナム人を支援しようと、那珂市飯田の障害者支援施設「なるみ園」(仲田実理事長)は22日、利用者が生産したコメ300キロを、日本ベトナム友好協会県連合会(山口やちゑ会長)に寄贈した。同日、施設から同連合会に30キロ入り玄米10袋が手渡された。

同施設は、障害者の就労支援として、15年ほど前からコメや野菜の生産に取り組んでいる。コロナ禍で帰国できないベトナム人技能実習生の現状を受け、寄贈に至った。

同連合会によると新型コロナの第3波を受けて飛行機が飛ばず、仕事を終えた技能実習生や帰る予定だった留学生が帰国できないなど、多くの相談が寄せられている。寄贈を受けたコメは困窮する留学生や技能実習生の支援活動に使う方針。

寄贈で仲田理事長は「報道でベトナム人の現状を知り、園で何かできないか考えた。帰国できない実習生たちのため、ぜひ(活用を)お願いしたい」と話した。同連合会の村田みのり事務局長は「最初に困窮するのは食べ物。コメの寄贈はありがたくて助かる」と感謝した。



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