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自民茨城県連議員総会 大井川氏、推薦に謝辞 衆院、知事選へ全力

自民党県連議員総会であいさつする海野透会長代行(右から3人目)=水戸市内
自民党県連議員総会であいさつする海野透会長代行(右から3人目)=水戸市内


自民党茨城県連の議員総会が28日、水戸市内のホテルで開かれ、今年行われる次期衆院選挙と知事選挙に向け、万全の体制づくりを進めることを確認した。役員人事は、両選挙を踏まえて大幅な変更はなく、梶山弘志会長、海野透会長代行、葉梨衛会長代理、西條昌良幹事長、小川一成総務会長、飯塚秋男政調会長の再任など決定した。来賓で出席した大井川和彦知事は、自民党県連から知事選の推薦を受けたことに、「大変ありがとうございます」と謝辞を述べた。

新型コロナウイルスの感染防止対策で、同日に予定していた党員ら約800人が出席する定期大会は昨年に引き続き中止となり、国会議員と県議約50人による議員総会で代替した。経済産業相を務める梶山会長は公務で欠席した。

議員総会では、海野会長代行が「いよいよ今年は衆院選。不祥事が続き自民党にとって逆風の中で選挙だが、一丸となっていく。知事選もある。みんなで力を合わせて頑張っていく」とあいさつ。額賀福志郎衆院議員も「県議、参院の先生方の力を借りてこの戦いを乗り切りたい。また、大井川知事の選挙をお互い連携して頑張っていく。全力を尽くすことをお願いしたい」と呼び掛けた。

大井川知事は、就任から約3年半の県政運営の実績を振り返り、「自民党の皆さまと私が一緒になって茨城県を前へ進めることが実を結んでいる。人口減少やコロナ禍で大きな曲がり角にある。皆さまのお力添えをいただき、しっかりと茨城県を前へ進めることに全力で集中したい」と述べた。会議終了後、大井川知事は報道陣から出馬表明の時期を問われ、「今はコロナ対策と経済対策に集中したい。出馬宣言は当面は考えていない。年度内はない」と答えた。

役員人事ではほかに、副会長に森田悦男県議が新たに加わったほか、幹事長代行に伊沢勝徳県議、組織本部長に村上典男県議、広報本部長に島田幸三県議、党紀委員長に舘静馬県議がそれぞれ起用された。いばらき自民党の白田信夫議員会長の留任も内定し、今後の議員会で正式決定の予定。

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