水戸市、コロナワクチン接種体制整う 個別、122医療機関が協力
水戸市の高橋靖市長は1日、新型コロナウイルスのワクチン接種体制について、市内122カ所の医療機関から協力を得られたことを明らかにし、「おおよその体制は整いつつある」との見解を示した。個別接種を担う医療機関は130カ所を目標としていたが、ほぼ達成したとの見方だ。
市の接種は個別が基本で、市は最大100万円の協力金を用意して依頼している。高橋市長は「何とかワクチンが来れば円滑に接種できる体制が整った。市民が近くの医療機関で受けられるよう配置していきたい」と話した。
一方、集団接種は医療機関が少ない地区や、休日夜間にしか行けない人を想定している。会場として、大型商業施設のイオンモール水戸内原(同市内原)を借りることについて同社から協力を得たという。このほか、常設の集団接種会場として同市赤塚の市福祉ボランティア会館「ミオス」を設定。今後、動線や待機などをシミュレーションする。集団接種は市内を15ほどの地区に分け、医師が巡回する形でも行う。
市は3月中にも接種の予約を一括して行うコールセンターを設置する予定。