茨城県知事選 公明が大井川氏推薦
任期満了(9月25日)に伴う茨城県知事選を巡り、公明党は18日、現在1期目の大井川和彦知事(56)=自民党推薦=の推薦を決めた。同日の中央幹事会で正式決定し、党県本部が発表した。公明党は前回知事選でも推薦している。党県本部の高崎進代表は「党のさまざまな政策に関し実行してくれた」などと大井川知事を評価し、今後の協力にも期待を寄せた。
2月10日に大井川知事から推薦依頼を受け、党県本部が推薦したい旨を党本部に伝えていた。
高崎代表は1期目の県政について、党の政策だった私立高授業料実質無料化や熱中症対策の県立高エアコン設置などが実行されたことを高く評価。新型コロナウイルス対応も「分析、対策が迅速だった」とした。
推薦に当たり、党県本部は大井川知事と政策協定を締結。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の視点を持った誰ひとり取り残さない施策の推進、公明党の政策実現への協力、選挙の相互協力などを盛り込んだという。
■県農政連も
任期満了(9月25日)に伴う知事選を巡り、県食と農と水政治連盟(県農政連)は18日、大井川和彦知事の推薦を決めたと発表した。
同日、水戸市梅香のJA会館で支部長会議と委員会を開き、八木岡努委員長や農政連支部長の県内各JA組合長らが、推薦を全会一致で決定した。八木岡委員長は「これまでの県政での実績や政策などを考慮した」としている。