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国内最大級、笠間にスケボー施設開園 聖地化期待 レベル応じ五つの区画

開園式の後に行われたスケートボード選手による競技デモ=笠間市笠間
開園式の後に行われたスケートボード選手による競技デモ=笠間市笠間
開園式の後に行われたスケートボード選手による競技デモ=笠間市笠間
開園式の後に行われたスケートボード選手による競技デモ=笠間市笠間


国内最大級のスケートボード施設「スケートパーク」が20日、茨城県笠間市の笠間芸術の森公園にオープンした。スケートボードや自転車競技BMXなどが楽しめる施設として、県と同市が共同で整備。スケートボードは東京五輪の正式種目に採用され、若者から熱い支持を受けており、開園式に集った関係者からは「スケボーの聖地にしたい」など、期待の声が上がった。

スケートパークの総面積は約2万5千平方メートル(付帯箇所含む)。競技スペースは階段や手すりを配した「ストリート」と、くぼ地状の「パーク」があり、初心者から上級者を対象に五つの区画に分かれる。選手に配慮した滑らかなコンクリート施工が特徴で、国際大会にも対応。施設全体はすり鉢状で、観客席のどこからでも見やすくなっている。

東京五輪では、米チームがスケートパークを拠点に事前合宿を行うことを決め、仏チームも合宿に名乗りを上げている。日本スケートボード協会の宮沢武久会長(76)は「世界の有力チームが合宿を表明したことは、スケートパークが最高の水準である証し」と評価した。

一般向けの開業は4月3日。スポーツ用品販売のムラサキスポーツ(東京)が、施設指定管理者として運営を担う。同市との施設命名権(ネーミングライツ)契約により、開業後は「ムラサキパークかさま」の名称になる。

同日、行われた開園式で、大井川和彦知事は「笠間のスケートパークは日本のトップクラス。茨城県の交流・集客の起点にしたい」とあいさつ。山口伸樹市長も「スケボーの聖地となるよう市を挙げて取り組みたい」と力を込めた。

施設見学では、大井川知事が自らBMXに乗ってコースの感触を確かめたほか、選手による競技デモが行われた。スケートボードの田中陽(あきら)選手(20)=さいたま市=は「初心者から上級者にスムーズに進める設計になっている」と笑顔。同じく小沼空太(こうた)選手(15)=茨城町=は「ここから世界で活躍するボーダーが出てくるはず。自分も毎日練習に来たい」と声を弾ませていた。



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