次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

坂東市長選が告示 現新一騎打ち

坂東市長選が告示され、2期目を目指す現職の木村敏文氏と立候補した新人の古宮良一氏(左から)
坂東市長選が告示され、2期目を目指す現職の木村敏文氏と立候補した新人の古宮良一氏(左から)


任期満了に伴う茨城県坂東市長選は21日告示され、いずれも無所属で2期目を目指す現職の木村敏文氏(65)=自民、公明推薦=と、新人で農業の古宮良一氏(82)が立候補を届け出、現新一騎打ちの選挙戦が始まった。投票は28日、市内36カ所で行われ、午後7時から同市岩井の市総合体育館で即日開票される。有権者は4万3475人(20日現在)。

木村氏は午前10時、同市神田山の前山倉庫で大井川和彦知事や地元選出県議、国会議員、近隣自治体の首長、支援者ら約400人を集め出陣式。木村氏は「市長就任前は、市の財政が大変だったが、負債残高を初めて減らすことができた」と1期目の実績を強調。2期目の市政運営として「新型コロナ対策が第一。そしてダブルプレミアム商品券の発行、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)坂東パーキングエリア事業に併せた周辺開発」などに意欲を示した。

組織を持たない古宮氏は出陣式や第一声は行わず、独自の選挙戦を展開する考え。午前9時すぎ、同市岩井の市役所前で取材に応じた古宮氏は「市役所は住民サービスが一番の役割だが、岩井庁舎と猿島庁舎では住民サービスが不平等。是正したい」と述べた。また、空き家対策や生活道路の改善なども挙げた。

【坂東市長選立候補者(届け出順、敬称略)】
■木村敏文(きむらとしぶみ) 65 市長 無現
【略歴】立川土地改良区理事長。当選1回。元猿島町職員、同町議当選1回、市議当選3回。明治学院大卒。沓掛
【公約】(1)徹底的なコロナ対策(2)新たな産業基盤の構築(3)待機児童ゼロなど将来を担う人材への投資

■古宮良一(こみやりょういち) 82 農業 無新
【略歴】元入沼土地改良区理事、生子新田行政区長。生子菅中卒。生子新田
【公約】(1)旧猿島庁舎「さしま窓口センター」の住民サービス向上(2)水田対策(3)空き家の解消

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース