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《新型コロナ》鹿嶋で集団接種訓練 100人参加、手順や課題確認

新型コロナウイルスワクチン接種をシミュレーションする市職員と市民=鹿嶋市津賀
新型コロナウイルスワクチン接種をシミュレーションする市職員と市民=鹿嶋市津賀


茨城県鹿嶋市は21日、同市津賀の大野ふれあいセンター多目的ホールで、新型コロナウイルスワクチンの集団接種シミュレーション(訓練)を実施した。医療スタッフと被接種者を務める市民など約100人が参加し、受け付けから接種後の経過観察までの手順や課題を確認した。

訓練は、65歳以上の高齢者の集団接種を想定。被接種者役を務める民生児童委員26人のほか、医療従事者と市職員計約70人が参加。被接種者は受け付け後に保健師による予診確認を受けるが、確認待ちの列が滞る場面が見られた。このため、訓練の途中から保健師を2人から3人に増やし、待ち時間を短縮した。

参加した出津(いでつ)みよ子さん(65)は「誘導係の指示が分かりやすく、質問も気軽にできた」と胸をなで下ろした。錦織孝一市長は「予診に時間がかかる場面もあったが、改善でほぼ予定通りできた」と語った。

訓練を見学した鹿島医師会の松倉則夫会長は「思ったよりもスムーズ。実際の被接種者数はもっと多いため、時間をずらして来てもらうなどの呼び掛けが必要になる」と話した。

市は集団接種のほか、個別接種、福祉施設内での接種を実施する予定。集団接種会場は鹿島と大野の各区域で1カ所ずつ設置する。同センターは大野区域の会場。



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