任期満了(9月25日)に伴う茨城県知事選を巡り、県医師会の政治団体「県医師連盟」(鈴木邦彦委員長)は30日、臨時委員会を開き、現職の大井川和彦氏(56)=自民、公明推薦=の推薦を決めた。

オンラインで開いた会合には医師連の委員63人が出席。県医師会長も務める鈴木委員長は推薦理由について、県政の最優先課題に位置付けた医師確保の取り組みや、県北地域の周産期医療体制の整備などを評価した上で、「県政の雰囲気を変え、新型コロナ対応でもリーダーシップを発揮してくれた」と説明した。

また、推薦を決めている県食と農と水政治連盟(県農政連)は30日、八木岡努委員長らが県庁を訪れ、大井川知事に立候補を要請した。八木岡委員長は「農家所得増大に県政としてバックアップしてもらっている。出馬に向け力強く歩んでほしい」と述べた。