筑西市長選、4日告示 現新3氏の争いへ 市議補選も

任期満了に伴う茨城県筑西市長選は4日、告示される。いずれも無所属で、3期目を目指す現職の須藤茂氏(69)=自民、公明、茨城維新推薦=と、元市長公室長の谷中徳久氏(62)、神社宮司で元市議の森正雄氏(66)の新人2人の計3人が立候補を表明している。人口減少対策や合併後の課題などが主な争点となりそうだ。
須藤氏は、新中核病院開院や道の駅開設、県内初のPCR検査センター設置など2期8年の実績をアピール。市道「玉戸・一本松線」整備や、子育て支援策の充実などを公約に掲げる。
谷中氏は「財政破綻の回避」や、心疾患、脳疾患に対応できる新中核病院の「2.5次救急医療病院」化による再生、農業振興、東京へのアクセス向上、土地利用の推進などを主張する。
森氏は迅速で確実なワクチン接種の体制構築を含む新型コロナウイルス対策の充実、市役所3支所の機能強化、夜間・休日一次救急診療所の新中核病院付近への移設推進などを訴える。
同市議補選(欠員3)も同日告示される。新人4人が立候補に向けて準備を進めている。
市長選と市議補選の投票は11日午前7時から午後6時まで、市内27カ所で行われ、同8時から同市上平塚の下館総合体育館で即日開票される。有権者は8万6571人(3月1日現在)。