次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

常陸太田市、コロナワクチン訓練 円滑接種へ課題抽出

ワクチン接種の模擬訓練が行われた=常陸太田市町田町
ワクチン接種の模擬訓練が行われた=常陸太田市町田町


茨城県常陸太田市は3月25日、同市町田町の水府総合センターで新型コロナワクチンの集団接種の模擬訓練を実施した。集団接種の受け付けから問診、接種、観察までの一連の流れについて確認し、円滑に進めるための課題の抽出を行った。

訓練には水府地区の各町会や保健推進員、老人クラブ、食生活改善推進員など50人が被接種者として参加。市内各施設(非医療機関)で予定の高齢者を対象にした集団接種を想定し、医師1人で1時間に25人の接種で行った。また接種後に息苦しさを訴えた被接種者の対応訓練も行われた。

和田町の男性(65)は「予診票の中に事前に準備しておかないと回答できないものがあった」と指摘。下高倉町の男性(70)は車椅子で参加。「介助者がいたのでスムーズにできた。重ね着によって腕を出すのに時間がかかる場合がある」と感想を話した。

市医師会の小林肇会長は「いろんな課題が見つかった。改善点や対策を共有していきたい」、看護師の木村吏香さんは「洋服を脱ぐ時間がかかったり、荷物置き場の必要性も感じた」と話した。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース