次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

常陸太田市、コロナワクチン接種体制整備へ講演会 効果解説

安田貢医師がワクチンの効果や副反応について講演=常陸太田市稲木町
安田貢医師がワクチンの効果や副反応について講演=常陸太田市稲木町


新型コロナワクチン接種について、茨城県常陸太田市は3月29日、同市稲木町の総合福祉会館で、市内の高齢者施設関係者を対象に県医療統括監の安田貢医師による講演会を開いた。副反応も含めた正しい情報のもとで施設入所者などへの接種体制を整えられるように企画。参加者はメモを取りながら耳を傾けた。

講演会には25施設の代表者や接種担当者約40人が参加。安田医師は「よく分からないから接種を先延ばしにしようとすることは避けたい。勉強すればするほど、接種する方がメリットが多い」と話し、国内や県内の発生状況、発症前の感染者からの2次感染、年齢や基礎疾患ごとの重症化リスク、後遺症などについて解説。ワクチンの種類や効果、副反応への対応のポイントなどを紹介した。

また、ワクチン接種後の注意点の中で、周囲への感染源になり得る危険性を指摘し、マスクや手洗い、換気、消毒などの継続を訴え、「マスクは周囲に感染させないために大切。適切にしぶとく感染対策を継続することが重要」と呼び掛けた。

同講演会は医療従事者への接種が進む中、過度な副反応報告などの影響で接種控えが懸念されることから開催された。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース