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ナシ花合わせ始まる 筑西・関城地区

昔ながらに手作業でナシの花合わせをする小川勝己さん=下妻市江
昔ながらに手作業でナシの花合わせをする小川勝己さん=下妻市江


茨城県筑西市関城地区などの果樹園でナシの純白の花が開花し、結実させるための授粉作業「花合わせ」が始まった。JA北つくば(同市)によると、例年開花は18日前後だが、「本年の開花は過去最も早い部類に入る」としている。付近のナシの授粉作業は3月終わりに始まり、「にっこり」「新高」「恵水」「あきづき」「豊水」「幸水」の品種順で、授粉作業が続けられている。

同市関本下の農家でJA北つくば関城選果場部会生産部長の小川勝己さん(62)は、ナシを果樹園約60アールで栽培。7日午前に下妻市江で、兄の正幸さん(67)と共に「幸水」を中心に授粉作業を行った。

勝己さんらは機械を使わず、昔ながらの手作業で授粉を行っている。「花を選んで花弁の芯を狙って花粉を付ける」と勝己さん。「遅霜が心配。あと1週間を一番気を付けたいところ。昨年は単価が良かったが、収穫量は少なかった。今年は豊作で価格を維持することができれば」と期待を込めた。

最も収穫時期の早い「幸水」は、7月終わりごろ出荷が始まるという。



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