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筑西市長に須藤氏3選 新人2人を退ける 投票率は53・78% 市議補選3人当選

筑西市長選で当選確実の知らせを受け万歳する須藤茂氏(左)ら=11日午後10時3分、筑西市二木成
筑西市長選で当選確実の知らせを受け万歳する須藤茂氏(左)ら=11日午後10時3分、筑西市二木成


任期満了に伴う茨城県筑西市長選と市議補選(欠員3)は11日、市内53カ所で投票が行われ、即日開票の結果、市長選は無所属の現職、須藤茂氏(69)=自民、公明、茨城維新推薦=が、ともに無所属の元市議、森正雄氏(66)と、元市長公室長、谷中徳久氏(62)の2人を退けて3選を果たした。当日有権者は8万5526人。投票率は53・78%(前々回は63・00%)。

須藤氏は、新中核病院の開院や道の駅の開設など、2期8年の実績を強調。特に新型コロナウイルス対策を巡り、ワクチン接種の準備態勢の充実ぶりをアピール。子育て支援策として打ち出した「誕生祝い金20万円の制度」など、市政の継続を訴えた。推薦を得た自民や公明、茨城維新の組織的支援を生かし、医師会や各団体の支持もいち早く取り付けて票を固めた。

森氏は、地盤の関城地区を中心に熱い支持を得たが、出馬表明の出遅れが響いた。大票田の下館地区に浸透できず、市全域に支持を広げられなかった。谷中氏は、ネットを通して、特に財政に関する危機感を訴えたが、知名度不足もあり、支持は伸びなかった。

当選確実となった午後9時56分ごろ、須藤氏が同市二木成の選挙事務所前に用意された舞台に登壇すると、支持者の歓声に包まれた。須藤氏は「1人では何もできない。議員の皆さん、職員といろいろと話し合いながら、市民が少しでも安心して安全に暮らしているようにしたい」と述べ、3期目に意欲を示した。

市議補選では新議員3人が決まった。いずれも新人で、党派別の内訳は、共産1人、無所属2人。投票率は53・76%。

【須藤茂(すとう・しげる)氏の略歴】県市長会副会長、真岡鉄道副社長。当選3回。元筑西市議当選2回、旧下館市議当選1回。大東文化大卒。女方

■筑西市長選開票結果(選管最終)
当 25,702 須藤茂  69 無現
-- 17,219 森正雄  66 無新
-- 2,596 谷中徳久 62 無新

■筑西市議補選開票結果(欠員3、選管最終)
当17764 水柿美幸   57 無新
当10587 鈴木一樹   26 無新
当 8114 国府田喜久男 74 共新
-- 7209 国府田和弘  40 無新

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