水戸市で21日、65歳以上の一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の予約が始まった。電話とインターネットのほか、電子機器などを扱えない高齢者のために、市役所などに期間限定の受付窓口を設け、対面方式でも対応した。

市によると同日は、3方式合わせて約2万2千件の予約があったという。

窓口には、パソコンやスマートフォンによる予約が難しい高齢者らが訪れた。市役所で予約の手続きをした同市の女性(69)は「電話だけより対面での説明の方が安心できた。とにかく電話がつながらなかったので、余計に不安になる高齢者も多いのでは」と語った。窓口予約は28日まで。各日180人限定で、既に全日とも定員に達している。

市はホームページ上で、重症化リスクの高い75歳以上の人が予約できるよう、慌てずに予約を行うなどの協力を呼び掛けている。