新型コロナ 水戸市、ワクチン接種受け付け一時中断 2日目で設定数到達
新型コロナウイルスワクチン接種で、水戸市は22日、前日の21日からスタートした予約の受け付けを一時中断した。7月末までの設定接種数に達したためで、開始2日目でいったん止めることになった。接種数について市は7月に新たに集団接種会場を設ける方向で調整しており、追加分を含め、予約の受け付けを5月中に再開する予定だ。
市保健予防課によると、医療機関などと調整できた7月末までの接種数は約4万件。予約の受け付けは21日午前9時半から始めたが、インターネットと電話、対面窓口の3方式で初日だけで計約2万2千件に達した。24時間受け付けるインターネット予約が順調に進み、2日目の22日午後5時で受け付けを中断した。
同課の担当者は「ほかの市町村の状況を見ていて、設定に達するまでにはもっと時間がかかると思っていた。逆に予約が順調にいき過ぎて、思ったより早く設定に達した」と話した。
一般の高齢者に対する市の接種は6月7日からスタート。117カ所の病院・診療所による個別接種と、7会場の集団接種を並行して行う。ワクチン量が確保できたことなどから、市は7月に新たな集団接種会場を設定。市内の体育施設で、少なくとも5千人規模の接種を行えるよう医療機関などと調整している。
市は22日午後6時ごろ、ホームページで予約受け付けを一時中断したことを公表した。事前申し込み制の対面窓口による予約受け付けは、予定通り28日まで実施する。