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茨城県桜川市長選立候補者の横顔(届け出順、敬称略)

榎戸和也氏、大塚秀喜氏、高橋満氏(左から)
榎戸和也氏、大塚秀喜氏、高橋満氏(左から)


任期満了に伴う茨城県桜川市長選が10日告示され、いずれも無所属で、新人の榎戸和也氏(69)、現職の大塚秀喜氏(60)、新人の高橋満氏(76)が立候補した。3人の横顔を紹介する。

■榎戸和也(えのきどかずなり)氏(69) 元市議 無新 若者が住みよい街に
「大和駅北地区の開発に相当なお金を入れているが、成功していない。市民生活に近い部分をしっかりやっていくことが大事。身近な生活、身の回りの道路、水道。若者にいてもらえる住みよい街にするためにはなるべく水道料金も安くしなければいけない」

現市政の路線に強い危機意識を持ち、舌鋒(ぜっぽう)は鋭い。県立水戸一高-東北大経済学部卒。「外交官になりたい時期があった」と振り返る。都市銀行に就職後、県立高の教員に。「国際的なことが好きで世界史の教員になった」。2013年の市議補選で市議に初当選し、3期7年務めた。

政治路線は中道リベラルを理想とする。「(障害者などの)少数者にも目を向けた、多様性を認め合う社会づくりをしたい」。同市最大のアピール点はヤマザクラ。「季節季節に花を眺めて、子どもたちが駆け回れる空間があり、自然遊びができる。地域の自然、文化などを上手に資源化して、個々の生活に潤いを与えたい」

趣味は農業とし、農地約1ヘクタールでコメ作りする。子ども4人に恵まれ、妻と次男の3人暮らし。犬田。

■大塚秀喜(おおつかひでき)氏(60) 市長 無現 人口減少対策に注力
「桜川筑西インターチェンジ周辺の住宅開発、大和駅北地区開発を今、頑張っています。道半ばです。これを仕上げていきたい」

にこやかな表情を浮かべ、3期目挑戦への意気込みをそう語る。同事業の大きな狙いは地域の人口減少に歯止めをかけることだ。

過去2期の実績では病院問題の解決を強調する。旧県西総合病院と筑西市民病院の2病院を統合し、一つの新中核病院を設立する難題は、別途に公設民営の「さくらがわ地域医療センター」を市内に開院する方法で乗り越えた。民間の医療機関を指定管理者に迎え、同センターの黒字化に成功。病院への市の財政負担を「年間約1億8千万円縮減できた」と自負する。

高校卒業後、都内の専門学校に進学。2級建築士の資格を取得し、建設会社を経営。2013年の市長選で初当選した。合併後の地域バランスに腐心。岩瀬地区に図書館と公民館、市役所の支所機能を持つ複合施設整備に乗り出した。

同市最高の魅力は「日本一のヤマザクラ」。趣味は読書や映画、音楽鑑賞。子ども3人に恵まれ、妻と2人暮らし。真壁町桜井。

■高橋満(たかはしみつる)氏(76) 元会社員 無新 人口増へ週3日労働
「人口を増やすためには週3日の労働。もっと休まないと駄目だ。働き過ぎ。週3日の労働で生活できる社会にしたい。休みが多いと活力がつく」

生き方について一家言を持つ。酒もたばこもやらない。公約で、誰でも入れる総合内科の「医科大」を設立し「120歳」を目標に健康で長生きできる社会をつくることなどを掲げる。ヘルパー2級の資格を持つ。

同市下泉出身。上野沼には幼い頃から慣れ親しむ。「サクラの咲く季節は花見をし、魚釣りをしたり、水浴びをした」。中学卒業後、神奈川県の相模鉄道に就職。バス運転手を務めながら定時制高を卒業した。さらに都内のタクシー運転手などに職を変えてきた。法政大通信教育課程卒。同市長選への立候補は3回目。都知事選や県議選などにも挑戦した。選挙の出馬は「職探し」と笑った。

「合併は間違い」とし、近年の岩瀬地区の寂れようについて「ゴーストタウン。何やってんだ」と憤る。

大の車好き。大型二種や大型特殊、大型自動二輪の免許も持つ。「運転して景色が変わるのが良い」。1人暮らし。下泉。

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