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共産・茨城6区 田谷氏出馬取り下げ 野党候補「一本化へ」

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31日投開票の衆院選を巡り、共産党茨城県委員会(上野高志委員長)は13日、県庁で記者会見を開き、6区で出馬を表明していた田谷武夫氏の擁立を取り下げると発表した。上野委員長は「自公政権を倒すためにも、与野党候補が拮抗(きっこう)する6区で(野党候補を)一本化して戦う」と説明した。

これにより、衆院選における同党公認の立候補予定者は、4区の大内久美子氏と5区の飯田美弥子氏の2人となった。5区は国民民主と競合するが、上野委員長は「東海第2原発が立地する地元で、再稼働を明確に反対する候補者が必要」とした。

6区では現在、自民の国光文乃氏、立憲民主の青山大人氏の両現職が出馬を予定。田谷氏の擁立が取り下げられたことで、与野党による一騎打ちの公算が大きくなった。会見に出席した田谷氏は「私が降りることで野党が一つになる。政権交代へ一歩進んだと思っている」と強調した。

候補者を立てない選挙区については、1区で無所属の福島伸享氏、2、3、6、7区で立憲民主の藤田幸久氏、梶岡博樹氏、青山氏、中村喜四郎氏をそれぞれ支援するとした。支援理由について上野委員長は「市民連合と(共産や立民など)野党4党で共通政策を合意している。福島氏とも共通政策ではおおむね一致していると考えている」と述べた。

具体的な支援の在り方としては選挙カーなどによる街宣などを示しながら、今後、話し合いを進めていく考えを示した。

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