《秋季関東高校野球》2回戦 茨城キリスト 競り勝つ

気迫で上回った茨城キリストが、夏4強の水城に競り勝った。投打で貢献した矢代太陽(2年)は「最後まで誰も諦めていなかった」と勝因を挙げた。
2点を追う三回に矢代の中越え適時打などで追い付いたが、四回にすぐさま勝ち越しを許した。五回裏終了後のベンチで中田裕二監督(55)は「相手の名前に負けるな。しっかりとプレーすれば勝てるぞ」と熱く語った。選手の脳裏には今夏、常総学院に1点差で敗れた先輩の姿が思い浮かんでいたという。
六回は低い打球を心掛け、打線がつながった。小泉颯馬(同)の中前適時打で追い付き、敵失で勝ち越した。こうなればワンプレーごとに声掛けするベンチがさらに盛り上がった。矢代は「20人対9人で戦っているようだった」と自信を回復し、強気に攻めて1点の差を保った。
■茨城キリスト・中田裕二監督(55)
序盤に離されかけても、くっついていけたのがよかった。
◇ジェイコム土浦=第2試合
▽2回戦
水城 013100000│5
茨城キリスト 20200200×│6
▽三塁打 山形
▽二塁打 鎌倉、武藤
▽試合時間 2時間15分
▽審判 根本和、板倉、山田、田野井
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