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衆院選 立候補予定者、地元駆ける 短期決戦、慌ただしく

衆院解散から一夜明け、選挙戦を事実上スタートさせた候補者=日立市内
衆院解散から一夜明け、選挙戦を事実上スタートさせた候補者=日立市内


衆院解散から一夜明けた15日、衆院選に向け事実上の選挙戦がスタートした。コロナ下で初となる大型国政選挙。茨城県内の立候補予定者たちは、事務手続きや街頭演説、支持者回りなどに慌ただしく駆け回り、解散から投開票まで戦後最も短い選挙戦に備えた。

■茨城5区 準備急ぐ
自民前職の石川昭政氏(49)は、水戸市内で政見放送の撮影に臨んだ後、日立市会瀬町の選挙事務所に立ち寄って、スタッフを激励。衆院選に向け「平常心で頑張る」と話し、慌ただしく自ら運転する車で北茨城市内の支援者あいさつ回りに向かった。

国民民主前職の浅野哲氏(39)は「小選挙区で1番になるためにベストを尽くす」と意気込み、午前7時から日立市のJR大甕駅西口前に立った。通勤通学者にあいさつしながら、「若い人がどういう未来がいいかを考え、参加する選挙にしたい」と訴えた。

共産新人の飯田美弥子氏(61)は弁護士業務のため、この日は選挙関係の活動を中断。支援する市議らが日立市内のスーパーなどで街頭演説した。飯田氏は「政権交代で政治を転換させ、憲法に沿った政治を実現する」との訴えを中心に掲げていく考えだ。

無所属新人の田村弘氏(49)は日立市内の選挙事務所で、提出書類の整理や軽乗用車への拡声器取り付けなどの準備に追われた。「しっかり活動できるように頑張る」と力を込めた。

■茨城3区 訴えに汗
解散した14日夜に地元に戻った自民前職の葉梨康弘氏(62)は15日、政見放送収録などで地元を離れ、主立った活動はなかった。「これまで地元の皆さまと対話し、政策を実現してきた実績を訴え、この選挙をしっかりと勝ち上がりたい」と意気込みを語った。

立憲民主新人の梶岡博樹氏(44)は、朝5時半に取手駅前に立ち、通勤者らに主張を訴えた。その後は、取手、守谷両市内の駅やスーパー付近でマイクを握り、「あなたの声が届く政治、まっとうな政治を取り戻すため、変えましょう」と語り掛けた。

維新新人の岸野智康氏(27)は利根町を皮切りに、稲敷市、美浦村、阿見町と稲敷郡部を中心に回った。「これからの日本をつくっていくには新しい力が求められている。第3極としての維新の考え方を、しっかり伝えていく」と力が入っていた。

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