国民民主党の玉木雄一郎代表が16日、衆院選茨城5区の党公認候補の応援のため来県し、日立市幸町の新都市広場で街頭演説した。「与野党の勢力が拮抗(きっこう)し、緊張感のある政治を取り戻す」と述べ、新型コロナ禍で落ち込んだ経済と政治への信頼回復を訴えた。

玉木氏は、経済政策について「まじめに働けば給料が上がる経済に変えていく。この最大の課題に正面から向き合い、解決に導いていく」と述べ、積極財政への転換や教育・科学技術分野への重点投資などを掲げた。また、国会での政府の不十分な答弁姿勢や公文書改ざん問題などを批判し「今回の選挙は正直な政治を取り戻すための闘いだ」と主張した。

県内唯一の公認候補がおり「最重点区」と位置付ける茨城5区については「現状では厳しい情勢。これからの戦いにかかっている」とし、党を挙げて支援する考えを示した。