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茨城・桜川市長選 現職大塚氏が3選 「市を元気に」

桜川市長選で3回目の当確が確実となり、万歳する大塚秀喜氏(中央)ら=17日午後8時42分ごろ、桜川市真壁町古城
桜川市長選で3回目の当確が確実となり、万歳する大塚秀喜氏(中央)ら=17日午後8時42分ごろ、桜川市真壁町古城


任期満了に伴う茨城県桜川市長選は17日、市内20カ所で投票が行われ、即日開票の結果、無所属の現職、大塚秀喜氏(60)が、元市議の榎戸和也氏(69)と、元会社員の高橋満氏(76)の無所属新人2人を退けて3回目の当選を果たした。当日有権者は3万4440人。投票率は57.75%(前回は68.15%)。

大塚氏と榎戸氏の事実上の一騎打ちとなり、市政継続の是非が問われた。

大塚氏は、新中核病院問題の解決とさくらがわ地域医療センター開院の成果など2期8年の実績をアピールし、大和駅北地区開発の推進など市政の継続を訴えた。後援会を軸に組織的な広報活動を展開し、全市的な集票に成功した。自民県連の岩瀬、大和、真壁の3支部、公明県本部の推薦を受け、各団体の支持もいち早く取り付けた。

榎戸氏は、産業廃棄物の持ち込みに対する抑止策の強化などを岩瀬地区を中心に訴えたが、支持に広がりを欠いた。高橋氏は、立ち上がりの遅さもあり得票数は伸びなかった。

午後8時37分ごろ、同市真壁町古城の選挙事務所に当選確実の連絡が入ると、集まった支持者らから拍手が湧き起こった。大塚氏は「桜川市を元気にするために決意を新たにした。粉骨砕身働かせていただく」と述べ、3期目に意欲を示した。

【大塚秀喜(おおつか・ひでき)氏の略歴】当選3回。市社会福祉協議会長、市土地改良区理事長。元=市議当選2回、旧真壁町議当選3回。中央工学校卒。真壁町桜井

■桜川市長選開票結果(選管最終、敬称略)
当 11,428 大塚秀喜 60 無現
-  7,943 榎戸和也 69 無新
-   268 高橋満  76 無新




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